2010年6月 9日 雄国沼に行ってきました。
ゲレンデ情報というわけではないですが、
6月18日から実施する雄国沼トレッキングツアーの下見に行ってきました。
ツアーにはスキー場スタッフが同行することになっていまして、このブログでその様子をお伝えします。
雄国沼とは・・・
裏磐梯にある猫魔ヶ岳、雄国山、古城が峰、厩岳山などの山々に囲まれたカルデラ湖。標高は1089mで、約4キロある沼の周囲には大きな湿原が広がり、ツアー開催の時期6月中旬から7月初旬にはニッコウキスゲやヒオウギアヤメ,コバイケイソウなどさまざまな高山植物がみられます。湿原を黄色に染めるニッコウキスゲの大群落が有名。雄国沼湿原植物群落として国の天然記念物に指定されています。
※下の写真は2005年に撮影したものです。
下見の日は6月7日(月)、時期的に湿原の植物の見頃はまだまだ先ですが、
ツアー行程確認と湿原の植物の生育状況を実際に見ておこうということになりました。
今回のコースは桧原湖の南西側、雄子沢口から登る一番ポピュラーなルートです。
標高差は約200m、距離は片道約5km。
当日は気持ちいい天気でした。長袖Tシャツ一枚でちょうどいい感じ。
8:45 リステル発、途中コンビニによって、
トレッキングコース入口の 雄子沢口駐車場には 9:25 につきました。
雄子沢口駐車場、ニッコウキスゲの最盛期には車でいっぱいになります。
ここに車を置いて、
駐車場から道を渡ってコースの入口へ向かいます。
アオダイショウがお出迎え。
ここから山道に入っていきます。
雄国沼休憩舎までは3.3km、木道がある湿原まではさらに1kmほど歩きます。
初めはちょっと急な傾斜があります。これがずっと続くわけではないので少し我慢
コースの途中にはところどころにこんなリボンが枝にぶら下がってます。
何かの緊急時には居場所の目印になるのでちょっと気にしておくといざというとき役に立つかも。
直径1メートルはあろうかという大きなブナの木。
見事な枝ぶり。
左手からは雄国沼から桧原湖に流れ込む雄子沢川のせせらぎが聞こえてきます。
このコースは「雄国せせらぎ探勝路」とも呼ばれています。
しばらくはせせらぎとハルゼミの鳴き声を聞きながらブナの森を進みます。
所々に路を横切る小川が流れています。ちょっと味見。
変わった形の花を見つけました。名前がわからなかったので、
インターネットで調べてみました。どうやら「ラショウモンカズラ」というらしい。
雄国沼のそばにある休憩舎までの道標。ここまで約20分。
所々にあるのでこれを目安に頑張りましょう!
ずっと森の木蔭を歩くこと1時間ほど、おっ、前方が明るくなってきた!
でたー。視界が開けるとウグイスとカッコウの鳴き声が聞こえてきました。
雄国山(1271m)を背景に。
レンゲツツジはまだ蕾の状態。
まだ山桜が咲いてました。今年は1週間から10日ほど季節が遅れているみたいです。
うっすらと建物の影が、雄国沼休憩舎はもうすぐ。
休憩舎のすぐ手前に水場があります。ここで冷たい水を補給。
10:45 雄国沼休憩舎に到着、トイレ有。
雄子沢口駐車場からは1時間20分でした。
ほっと一息。
休憩後、再出発。休憩舎から木道がある湿原までは約1キロほど。
雄国沼が見えてきました。最盛期には手前の湿原は色とりどりの花々が見られます。
青空と緑に囲まれて。
気の早いレンゲツツジが・・・
前方に木道が見えてきた!
分岐点、左が湿原、右が展望台。
「この分岐までは約10分と・・・」
いよいよ木道に入ります。木道からは外れちゃダメよ。湿原の植物はデリケートだからね。
幅がせまいので木道は一方通行です。1周約800m。
「こんにちは、どちらからですか?・・・」
予想通り、花の見頃はまだまだ先のようだけど、
よく見ると・・・
ワタスゲに、
タテヤマリンドウにショウジョウバカマ。
他にも食虫植物のモウセンゴケが見つかりました。
木道を抜けるとそろそろお昼の時間。けっこうおなか空いてきた。
お昼前に金沢峠の展望台へ足を伸ばしてみました。
展望台の近くには駐車場があり、今回登ってきた裏磐梯からのルートとは反対側、喜多方側からは車が通れる林道が整備されています。ただし、ニッコウキスゲの開花時季にはマイカー規制され、峠の麓からシャトルバスが運行されています。
雄国沼休憩舎近くの沼のほとりまで戻り、ランチタイム♪
おにぎりうまかった
このあとは来た道を引き返し、1時間15分で雄子沢口駐車場まで戻りました。
最後に2005年に撮った写真をもう一枚。
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